味噌ブタ
2008年 02月 06日
『宮本常一著作集 24 食生活雑考』に「味噌ブタ」について書いた考があります。
「 さて私は絶食しなければならなくなっととき、南の島でたべた味噌ブタのことを思い出した。 中略・・・ いま行ってもまだ味噌ブタはあるだろうか。仮にあったとしてももうそこにすんでいる人たちはすっかりかわってしまっているだろう。あの味のよさは、味そのものがよかったばかりでなく、そこに住んでいる人たちのあたたかなもてなしにもあったので、近頃のように味そのものだけが問題にされる味のよさとは違ったものであった。」と結んでいます。
「もてなし」を旨とするにはただ単に味のよさだけでなく、こころの、こころからのもてなしを考え直すときがきていますね。
「 さて私は絶食しなければならなくなっととき、南の島でたべた味噌ブタのことを思い出した。 中略・・・ いま行ってもまだ味噌ブタはあるだろうか。仮にあったとしてももうそこにすんでいる人たちはすっかりかわってしまっているだろう。あの味のよさは、味そのものがよかったばかりでなく、そこに住んでいる人たちのあたたかなもてなしにもあったので、近頃のように味そのものだけが問題にされる味のよさとは違ったものであった。」と結んでいます。
「もてなし」を旨とするにはただ単に味のよさだけでなく、こころの、こころからのもてなしを考え直すときがきていますね。
by niibero
| 2008-02-06 16:02